成年後見制度の申立て

お年寄りの手を取る女性

豊橋市民病院の医療ソーシャルワーカーさんより連絡をいただき、男性患者のAさん親族とのお話及び成年後見申立てのご相談を受けました。

Aさんは半年前に喫茶店で倒れて救急搬送され、それからは日常生活ができないほどの状態になってしまいました。

唯一の親族であるお姉様は、過去の事情により疎遠が続き今さら弟の面倒は見れないとの事。

そろそろ措置入院から契約による施設移転へ変更しなければならず、その為には「医療費支払い」「施設契約」「生活保護申請」など様々な法律行為を行わなければなりません。

そこで「成年後見人」が必要となるわけです。

後見申立書をまとめ、家庭裁判所で行うヒアリングにも同席しました。

申し立ててから1ヶ月半後、豊川在住の社会福祉士さんが後見人に選任されたと連絡が入り一安心。

しかし・・・。

その一週間後にAさんはご逝去しました。

患者のお姉様から依頼を受けて、直葬の依頼を葬儀会社へ。費用は15万円ほどでした。

(お骨はそのまま斎場にご対応いただいたので、納骨の段取りは行っていません)